借用書の書き方(家族間)テンプレートと作成方法
家族間でお金の貸し借りをする場合、後々のトラブルを避けるために借用書を作成することをおすすめします。 きちんと書面にしておくことで、貸した側も借りた側も安心して取引できます。この記事では、家族間で使える借用書のテンプレートの作り方を分かりやすく解説します。
なぜ家族間でも借用書が必要なのか?
家族だからこそ、お金の貸し借りの約束があいまいになりがちです。「そのうち返すから」「困っているから助けてあげたい」という気持ちは大切ですが、口約束だけでは、後々「贈与だと思っていた」「利息の話は聞いていない」など、認識のずれが生じる可能性があります。
借用書を作成することで、以下のメリットがあります。
- 貸し借りした金額や返済方法が明確になる
- 親族間での認識のずれを防ぎ、トラブルを回避できる
- 贈与とみなされず、税務上の問題を回避できる可能性が高まる
借用書テンプレートの作り方
自分でテンプレートを作成する際に必要な要素、デザイン、書き方の流れ、使う場面、注意点を解説します。
必要な要素の一覧
借用書には、以下の項目を記載する必要があります。
- タイトル: 「借用書」と記載します。
- 日付: 借用書を作成した日付を記載します。
- 貸主の氏名・住所: お金を貸す側の氏名と住所を記載します。
- 借主の氏名・住所: お金を借りる側の氏名と住所を記載します。
- 借入金額: 借りる金額を明確に記載します。漢数字と算用数字の両方で記載すると、改ざんを防ぐ効果があります。
- 利息: 利息の有無と利率を記載します。 無利息の場合は「無利息」と明記します。
- 返済方法: 返済方法(一括返済、分割返済など)を具体的に記載します。分割返済の場合は、毎月の返済額と返済日を明記します。
- 返済期日: 完済する期日を記載します。
- 遅延損害金: 返済が遅れた場合の遅延損害金の利率を記載します。
- 署名・捺印: 貸主と借主が署名し、実印で捺印します。
- 連帯保証人: 必要に応じて、連帯保証人の氏名・住所・署名・捺印を記載します。
デザインのポイント
シンプルなデザインで十分ですが、以下の点に注意すると見やすくなります。
- フォント: 読みやすいフォント(明朝体、ゴシック体など)を使用します。
- 文字サイズ: 大きすぎず、小さすぎない適切な文字サイズを使用します。
- 余白: 適度な余白を設けることで、見やすくなります。
- 罫線: 必要に応じて、罫線を使用すると、項目が整理されて見やすくなります。
書き方の流れ
- 必要な項目をリストアップする: 上記の「必要な要素の一覧」を参考に、必要な項目をリストアップします。
- 各項目に内容を書き込む: リストアップした項目に、具体的な内容を書き込みます。
- 誤字脱字がないか確認する: 記入漏れや誤字脱字がないか、よく確認します。
- 貸主と借主が署名・捺印する: 貸主と借主が署名し、実印で捺印します。
- コピーを取っておく: 借用書のコピーを貸主と借主それぞれ保管します。
使う場面
主に家族間での金銭の貸し借りに使用します。例えば、
- 子供の学費
- 住宅ローンの頭金
- 生活費の援助
- 事業資金
など、様々な場面で活用できます。
注意点
- 金額は正確に記載する: 金額は後々トラブルの原因になりやすいので、正確に記載しましょう。
- 利息の有無を明確にする: 利息の有無は必ず明記しましょう。無利息の場合でも「無利息」と記載することが重要です。
- 返済方法を具体的に記載する: 返済方法(一括返済、分割返済など)を具体的に記載することで、認識のずれを防ぎます。
- 法的な効力を持たせるには: 法的な効力を持たせたい場合は、公正証書を作成することを検討しましょう。
実践的な手順(ステップ形式)
- テンプレートの準備: 市販のテンプレートを使用するか、自分で作成します。
- 必要事項の記入: テンプレートに貸主、借主の情報、借入金額、利息、返済方法などを正確に記入します。
- 内容の確認: 記入漏れや誤りがないか、貸主と借主で内容をよく確認します。
- 署名・捺印: 貸主と借主が署名し、実印で捺印します。
- コピーの保管: 作成した借用書のコピーをそれぞれ保管します。
サンプルテンプレート
■ サンプルテンプレート(借用 書 書き方 家族 テンプレート の例) 【タイトル】 借用書
【項目1】 借入金額:金○○万円也(***円)
【項目2】 利息:年利○%(無利息の場合は「無利息」と記載)
【項目3】 返済方法:毎月○○日に○○円ずつ返済(一括返済の場合は、返済期日を明記)
【備考】 万が一、返済が滞った場合は、年○%の遅延損害金が発生するものとする。
この借用書は、貸主(氏名)と借主(氏名)との間で、上記内容にて合意したことを証明するものです。
日付:令和○年○月○日
貸主:住所 氏名 印
借主:住所 氏名 印
まとめ
家族間の貸し借りは、感情が絡みやすく、後々トラブルに発展する可能性もあります。 今回ご紹介したテンプレートを参考に、借用書を作成し、良好な家族関係を維持しましょう。 借用書は、単なる書面ではなく、家族間の信頼関係を築き、守るための大切なツールです。