月次決算書テンプレート作成ガイド:初心者でも簡単!見やすいフォーマットで経営状況を把握しよう
毎月の経営状況を把握するために欠かせない月次決算書。しかし、Excelなどで一から作成するのは手間がかかりますよね。そこで今回は、初心者でも簡単に作成できる月次決算書のテンプレートの作り方を、必要な要素、デザインのポイント、書き方の流れなどを分かりやすく解説します。
なぜ月次決算書が必要なのか?
月次決算書は、会社の経営状況を月単位で把握できる重要なツールです。
- タイムリーな経営判断: 月単位で業績を把握することで、問題点や改善点に早期に気づき、迅速な経営判断に繋げられます。
- 資金繰りの把握: 資金繰り予定表と合わせて作成することで、資金ショートのリスクを回避できます。
- 目標達成度の確認: 目標値との比較を通じて、進捗状況を確認し、必要に応じて戦略を修正できます。
月次決算書テンプレートを作る前に:必要な要素を確認
月次決算書テンプレートを作成する前に、まず必要な要素を整理しましょう。最低限必要なのは以下の項目です。
- 損益計算書(PL): 売上、売上原価、売上総利益、販売費及び一般管理費、営業利益、営業外収益、営業外費用、経常利益、特別利益、特別損失、税引前当期純利益、当期純利益など
- 貸借対照表(BS): 資産(現金預金、売掛金、棚卸資産、固定資産など)、負債(買掛金、借入金など)、純資産
- キャッシュフロー計算書(CF): 営業活動によるキャッシュフロー、投資活動によるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフロー
これらの項目に加えて、自社のビジネスモデルや業種に合わせて必要な項目を追加しましょう。例えば、小売業であれば売上高を商品別に分析したり、製造業であれば製造原価明細を追加したりすると、より詳細な分析が可能になります。
見やすいテンプレートデザインのポイント
見やすいテンプレートは、分析の効率を格段に向上させます。
- 色分け: 項目ごとに色分けすると、視覚的に区別しやすくなります。
- フォント: 見やすいフォントを使用し、文字サイズも適切に設定しましょう。
- 罫線: 罫線を活用して、表を整理し、数値を読みやすくしましょう。
- 余白: 適度な余白を設けることで、圧迫感を軽減し、見やすさを向上させます。
- 集計: 合計や差額などを自動で計算できるように、関数を設定しましょう。
月次決算書テンプレートの書き方:ステップ形式で解説
いよいよテンプレート作成です。以下のステップで進めていきましょう。
ステップ1:Excelなどの表計算ソフトを開く
まずはExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトを開きましょう。
ステップ2:損益計算書(PL)の項目を入力
上記の必須要素を参考に、損益計算書の項目を縦に入力していきます。
ステップ3:貸借対照表(BS)の項目を入力
同様に、貸借対照表の項目を入力します。
ステップ4:キャッシュフロー計算書(CF)の項目を入力
キャッシュフロー計算書の項目を入力します。
ステップ5:数式を設定
売上総利益や営業利益、当期純利益などを自動計算できるように、数式を設定します。ExcelのSUM関数やAVERAGE関数などを活用しましょう。
ステップ6:デザインを整える
色分け、フォント、罫線、余白などを調整し、見やすいデザインに仕上げます。
ステップ7:テンプレートとして保存
完成したテンプレートを、名前を付けて保存します。
月次決算書テンプレートを使う場面
月次決算書テンプレートは、以下のような場面で役立ちます。
- 経営会議: 月次決算書をもとに、経営状況を報告し、経営戦略を議論します。
- 金融機関への提出: 融資を受ける際に、月次決算書を提出することがあります。
- 税理士との打ち合わせ: 税理士と月次決算書の内容を確認し、税務対策を検討します。
- 自社の経営状況の把握: 経営者自身が、自社の経営状況を把握するために活用します。
月次決算書作成の注意点
- 正確な数値の入力: 誤った数値を入力すると、誤った経営判断に繋がる可能性があります。
- 継続的な利用: 毎月継続的に利用することで、経営状況の変化を把握しやすくなります。
- 税理士への相談: 必要に応じて、税理士に相談し、専門的なアドバイスを受けましょう。
サンプルテンプレート:月次決算書テンプレート
以下は、簡単な月次決算書のテンプレート例です。自社の状況に合わせて項目を追加・修正して使用してください。
■ サンプルテンプレート(月 次 決算 書 テンプレート の例) 【タイトル】 月次損益計算書
【項目1】 売上高
【項目2】 売上原価
【項目3】 売上総利益
【項目4】 販売費及び一般管理費
【項目5】 営業利益
【備考】 必要に応じて、販管費の内訳などを追加してください。前期比較や予算比較を追加すると、より分析しやすくなります。
まとめ
月次決算書テンプレートを作成し、毎月の経営状況を把握することは、健全な企業経営に不可欠です。今回紹介したテンプレートの作り方を参考に、自社に合ったテンプレートを作成し、経営改善に役立ててください。もし、自力での作成が難しい場合は、会計ソフトの導入を検討するのも一つの手段です。会計ソフトには、月次決算書の作成機能が備わっているものが多く、効率的な経理業務をサポートしてくれます。