IT資産管理台帳テンプレート:作り方から活用まで徹底解説!
IT資産管理、きちんとできていますか?PCやソフトウェア、周辺機器など、企業には様々なIT資産が存在します。これらを適切に管理することで、コスト削減、セキュリティ強化、業務効率化につながります。そこで今回は、IT資産管理の基本となる「IT資産管理台帳テンプレート」の作り方を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
なぜIT資産管理台帳が必要なの?
IT資産管理台帳は、企業が所有するIT資産を一覧で把握するための重要なツールです。台帳を作成することで、以下のメリットが得られます。
- 資産の可視化: どこに何があるのか、誰が使用しているのか、一目で把握できます。
- コスト削減: 不要なソフトウェアのライセンス料や重複購入を防ぎます。
- セキュリティ強化: 脆弱性のある古いソフトウェアやハードウェアを特定し、対策を講じることができます。
- コンプライアンス対応: ソフトウェアライセンスの利用状況を把握し、法規制や社内規定への準拠を支援します。
- 棚卸業務の効率化: 台帳に基づき、正確かつ迅速な棚卸を実施できます。
IT資産管理台帳テンプレートの作り方:5つのポイント
ここからは、実際にIT資産管理台帳テンプレートを作る際のポイントを解説します。
1. 必要な要素の一覧:
まず、何を管理したいのかを明確にし、必要な項目を洗い出します。最低限、以下の項目は含めるようにしましょう。
- 資産名: PC、ソフトウェア、周辺機器など、資産の名称
- 型番/モデル: ハードウェアの場合は型番、ソフトウェアの場合はバージョン
- シリアル番号/ライセンスキー: 個別の識別番号
- 使用者/部署: 誰が、どの部署で使用しているか
- 購入日: いつ購入したか
- 購入金額: いくらで購入したか
- 設置場所: どこに設置されているか
- OS: PCのOS(Windows, macOS, Linuxなど)
- ソフトウェア: インストールされているソフトウェア
- 管理状況: 資産の状態(使用中、未使用、故障など)
- 備考: 特記事項、追加情報
2. デザインのポイント:
見やすく、使いやすいデザインを心がけましょう。
- シンプルなレイアウト: 情報が見やすく整理されていることが重要です。
- フォントサイズ: 適切なフォントサイズを使用し、読みやすさを確保します。
- 色分け: 必要に応じて色分けを活用し、情報を区別しやすくします。
- 検索機能: 資産を簡単に検索できるように、検索機能を設けると便利です。
3. 書き方の流れ:
各項目について、具体的にどのように記述するかを決めます。
- 資産名: 正式名称を記載します。
- 型番/モデル: メーカーの仕様書などを参考に正確に記載します。
- シリアル番号/ライセンスキー: 間違いがないように注意して記載します。
- 使用者/部署: 誰が、どの部署で使用しているかを明確に記載します。
- 購入日: 領収書や請求書などを参考に正確に記載します。
- 購入金額: 消費税込みの金額を記載します。
- 設置場所: 具体的な場所を記載します(例:〇〇部〇〇課〇〇席)。
- OS/ソフトウェア: バージョンも記載すると、管理がしやすくなります。
- 管理状況: 定期的に更新し、常に最新の状態を保ちます。
- 備考: 特記事項があれば、詳細に記載します。
4. 使う場面:
IT資産管理台帳は、以下のような場面で活用できます。
- 新規購入時: 新しい資産を購入した際に、台帳に情報を登録します。
- 異動/退職時: 使用者の変更や資産の廃棄時に、台帳を更新します。
- 棚卸時: 台帳と現物を照合し、差異がないか確認します。
- ソフトウェア監査時: ソフトウェアライセンスの利用状況を把握するために活用します。
- セキュリティインシデント発生時: 影響範囲を特定するために活用します。
5. 注意点:
- 定期的な更新: 常に最新の状態を保つように、定期的に更新しましょう。
- バックアップ: データの損失を防ぐため、定期的にバックアップを取りましょう。
- セキュリティ対策: 台帳へのアクセス権限を適切に設定し、情報漏洩を防ぎましょう。
- 社内ルールとの整合性: 社内のIT資産管理に関するルールと整合性を保ちましょう。
- 担当者の明確化: 台帳の管理・更新を担当する人を明確にしましょう。
実践的な手順:ステップ形式で解説
ここでは、実際にIT資産管理台帳を作成する手順を、ステップ形式で解説します。
ステップ1:テンプレートの選択
- ExcelやGoogle スプレッドシートなど、使い慣れたツールを選択します。
- インターネット上で公開されている無料のテンプレートを参考にしても良いでしょう。
ステップ2:項目の設定
- 上記で挙げた「必要な要素の一覧」を参考に、必要な項目を設定します。
- 自社のIT環境に合わせて、項目を追加・修正しても構いません。
ステップ3:データの入力
- 実際にIT資産の情報を入力していきます。
- 正確な情報を入力することを心がけましょう。
ステップ4:運用ルールの策定
- 台帳の更新頻度や担当者、バックアップ方法などの運用ルールを策定します。
- ルールを遵守することで、台帳の有効性を維持できます。
ステップ5:定期的な見直し
- 定期的に台帳を見直し、項目の追加・修正や運用ルールの改善を行います。
- 常に最新の状態を維持することで、台帳の価値を高めることができます。
サンプルテンプレート
■ サンプルテンプレート(IT資産管理台帳テンプレートの例) 【タイトル】 IT資産管理台帳
【項目1】 資産名:PC (例: 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇さん用PC)
【項目2】 型番/モデル:例: DELL XPS 13
【項目3】 シリアル番号:例: XXXXXXXXXXXXXXXX
【項目4】 使用者:例: 〇〇 〇〇
【項目5】 部署:例: 〇〇部
【項目6】 購入日:例: 2023年4月1日
【項目7】 購入金額:例: 150,000円
【項目8】 設置場所:例: 〇〇部 〇〇課 〇〇席
【項目9】 OS:例: Windows 10 Pro
【項目10】 ソフトウェア:例: Microsoft Office, Adobe Photoshop
【項目11】 管理状況:例: 使用中
【項目12】 備考:例: 〇〇ソフトウェアのライセンス期限:2024年12月31日
【備考】 このテンプレートはあくまで一例です。自社のIT環境に合わせて、項目を自由に追加・修正してください。
まとめ
IT資産管理台帳は、IT資産を適切に管理するための重要なツールです。この記事で解説した内容を参考に、ぜひ自社に合ったIT資産管理台帳を作成し、有効活用してください。